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1年以内に死ぬ確立と宝くじに当たる確立

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次の誕生日まで生きられない確立

人が死ぬ原因には病気だの事故だのいろいろあるでしょうが、原因にかかわらず死ぬ確立を厚生労働省が統計的に計算してるんですね。

その結果として発表されてる厚生労働省の平成27年版「簡易生命表(男)」を見てみると、例えば30歳・40歳・50歳各年齢の死亡率は以下のようになってます。

年齢 死亡率
30歳 0.058%
40歳 0.105%
50歳 0.268%

これはどういうことかというと、30歳の男性は31歳になるまでに死ぬ確率が0.058%なわけです。

同様に、40歳の人は41歳になるまでに死ぬ確率が0.105%で、50歳の人は51歳になるまでに死ぬ確率が0.268%ということ。

この確立を高いと見るか低いと見るかは人それぞれでしょうが、50歳でも0.3%に満たない程度の確立。

つまり1000人に3人程度しか死なないというのは、この数字だけで見るとさほど心配するほどの確立ではないでしょうね。

宝くじで当たる確立

さて宝くじにもイロイロありますが、ここでは当選金額が高くて人気のある「ジャンボ宝くじ」について考えてみましょう。

この宝くじの番号の組合せは、まず“01組”から“100組”の組がありまして、その各組に対して100,000番から199,999番までの番号が振られています。

つまり100×100,000=10,000,000ということで、1回の「ジャンボ宝くじ」について1千万枚の宝くじが発行されてるわけで。

結局のところ「ジャンボ宝くじ」の1等に当たる確立は、1/1千万=0.0000001%ということになるんですね。

これは誰がどう見ても、かなり低い確率といえるでしょう。

2つの確立を比べてみて

ということで、30歳の“Aさん”が今日が誕生日だとして、1年後の誕生日までに死ぬ確立は「0.058%」でして。

もしも、その“Aさん”が「ジャンボ宝くじ」を買ったとして、1等に当選する確立は「0.0000001%」なんですが。

死ぬ確立のほうが圧倒的に高いじゃん

それなのに“Aさん”は自分が死ぬかもしれないという心配はチラとも考えず、1等に当たるかも知れないという希望を胸に「ジャンボ宝くじ」を買うわけです。

それ、オカシイでしょ?

死ぬかもしれないという可能性のほうが、宝くじに当たる可能性よりも高いんですよ。

それでもやはり“Aさん”は、当選確立「0.0000001%」の宝くじに夢と希望を託すんですね。

「1年後には死んでるかもしれない」なんて心配しないで、「1等が当たったら、どうしようかな?」とかノンキな想像にヘラヘラと浸りながら。

心配するほどではない確立とはいえ、宝くじの当選確率に比べれば圧倒的に高い「0.058%」の確立で死ぬかもしれないというのに。

まとめ

なんだかんだ言って、けっきょく人間って楽観的にできてるということでしょうね。

というか、楽観的じゃないと生きていけないってことでしょうか?

いつ死ぬかなんて、心配したところで仕方がないですし。

「来年はもっと広い部屋に引越したいな」とか「3年後はスキルアップして今より給料の良い会社に転職しよう」とか、やって来るかどうかも分からない未来に夢を描く心が必要なんだろうなと。

そしてもっと大事なのは、今を生きるってことじゃないかと。

未来に目を向けることも良いでしょうが、今できることに精一杯打ち込むってことが何より大事なんだと思いますよ。

そんなわけで私は今、このブログの記事を書くことに精一杯打ち込みました。

「その結果がこの程度?」とか言うの絶対禁止。

といったところで、今回はいじょ!