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「ツユダク」で「マシマシ」で「アガリ」いっちょー!

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学生の頃、だいたいは自炊で自宅でご飯を食べてたんですが。

ときたま外食することもあって、よく行ってたのが近くにあったトンカツ屋。

でも私はいつも、そこではトンカツを食べないで「豚(ぶた)生姜焼き定食」を食べてました。

それがもう生姜がきいてて、甘辛いタレに豚の油の旨みが絶妙なコンビネーションを奏でてまして。

今思い出しても、口の中が唾液の洪水になるほど美味かったんです。

そして、バイトの給料が入って少しリッチな気分だったとき、ときどきですが「牛(ぎゅう)生姜焼き定食」を注文するんですね。

たまの贅沢。

豚から牛に、グレードアップするわけです。

これがまた豚以上に美味くて、もう今も口の端からヨダレが出てきそうですが。

そんなとき、注文の際に私が言ってた言葉が、

「ギュウショウテイ1つ!」

これです。

これで通じるわけです。

「豚生姜焼き定食」の場合は、「トンショウテイ」ですね。

こんなふうに、飲食店には馴染みの客と店との間で通じる“符丁”ってのがよくあります。

例として広く知られてるのが、牛丼の吉野家で、

「ツユダク」「ネギヌキ」「アタマ大盛り」

なんてのがあるらしく。

それぞれ「ツユを多めで」「玉ネギ無しで」「ご飯の上の具を大盛りで」という意味になるそうですね。

逆に「ツユヌキ」「ネギダク」なんてのも、あるそうですが。

それから、“ジロリアン”とか“信者”などと称されるほどのファンが多い「ラーメン二郎」なんかだと、具を多めにすることを「マシ」と言うんだそうで。

さらに多くする場合は「マシマシ」とか言うらしいですね、行ったことないんで知らないんですが。

もっともっと多くする場合は、「マシマシマシマシマシマシ・・・」とか言うんでしょうか?

ですから「ラーメン二郎」の店内は、「ニンニクマシ、ヤサイマシマシ!」とか素人には暗号か呪文としか思えない「マシマシ」言葉が飛び交ってるとの、もっぱらの噂です。

そういう話を聞くと、小心者の私なんかは恐れをなして、余計に行く勇気がなくなるんですが。

とにかく、そんな符丁を使うと、何だかチョット自分が通っぽく感じられて、

「俺は常連だから、こんな言い方するんだぜ!フフン」

といった特別感のある意識が芽生えて、良い気分になったりするんじゃないでしょうかね。

だから、そういう普通では分かりにくい言葉を使う人が増えるんじゃないかと思われます。

でもそれと同じような気分で、例えば寿司屋に行ったときに、「アガリもらえる?」とか「オアイソね!」とか言ったりするのは、あまりよろしくないそうで。

そういった符丁は店の人が使うもので、客のほうは普通に「お茶」とか「お勘定」とか言うべきで。

ヘタに符丁なんか使うと、かえって通ぶった知ったかぶり程度に思われることもあるようですよ。

気をつけたいですね。

まぁ私なんぞは、口はばったいような気がして「オアイソ」はもちろんのこと、「ツユダク」とか「マシマシ」なんてのも言えそうにないんですけれどもね。

といったところで、今回はいじょ!