樹の上でうるさく鳴いてる虫の声は都会の証?
以前、「夜に鳴くセミ」についての記事を書きましたが。
9月になって、そろそろ秋ってコトで。
セミの声に暑苦しさを感じるよりも、コオロギや鈴虫の声に涼しさを感じる季節になりましたね。
ゆうべ、夜遅くに外出して気がついたことが・・・
夜のセミの声は聞こえなくなりまして、秋の虫の声が聞こえてくるんですけれども。
それが、「樹の上」から聞こえてくるんです!
秋の虫のコオロギや鈴虫なんかは、普通は草陰やヤブの中なんかで鳴くもんじゃないですか?
それが近所の駐車場にある樹の上のほうから「リーリーリー」と、かなりうるさく鳴く声が聞こえるんですよ。
今まで気づかなかったんですが、最近の秋の虫ってのは高い所が好きなんでしょうか?
あるいは地上の虫の数が多すぎて、過密化による高層界への移動という、まるで人間が過密都市で高層ビルに住むような現象が起こってるんでしょうか?
さっそく調べてみたところ、その声の元は「アオマツムシ」というコオロギ科の昆虫なんだそうで。
なんでも1900年頃に日本にやって来て、最初に東京は赤坂で発見された外来種という説が有力とのこと。
主に椿や桜の樹に生息してるんだそうで、そういえば私がその声に気づいた樹も、春は満開の花をつける桜の樹でしたよ。
30年ほど前から次第にその数を増やし始めて、もっぱら都会の街路樹や庭木などに生息し、東京では一番鳴き声を耳にすることの多い秋の虫になったんだそうです。
山林よりも都会で、より多く繁殖しているというアオマツムシは、都会の象徴とも言えるようで。
もしもアナタの街でも、樹の上でうるさく鳴いている虫に気がついたのなら、そこは都会だということになるのでしょうね。
といったところで、今回はいじょ!
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