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むやみに119番に通報して救急車を呼ぶのは控えたいけれども・・・どうなの?

私のように独り暮らしをしていると、健康には気をつけて食べ物や運動などに配慮はしているつもりなんですが。

それでも急な体調不良に見舞われることはあるもので、例えば酷い腹痛だったり、あるいは突然のギックリ腰で歩くことさえできなくなったりすることもあるかも知れません。

そういったときに痛みをこらえながら考えるのは、救急車を呼ぶべきかどうかということだったりするでしょうが。

実際のところ、迷いますよね。

私自身、他人が倒れたとかいうときに救急車を呼んだことはあるものの、自分のことで119番通報をしたことは1度もありません。

まぁ幸運にもそこまでの緊急事態になったことがまだないということなんですが、これまではそうでもこれから万が一ということを想像すると心配な気持ちが膨らみます。

むやみに119番通報するもんじゃない?

今年の初めのニュースによると、全国の119番通報の内で「不要」「不急」のモノがなんと7割にものぼるという調査結果が報告されたんだそうで。

2014年のデータに基づいたものなんですが、さらに要請があってから出動した598万件の内でも63万件が実際には搬送する必要が無かったとのこと。

わざわざ消防署から救急隊員が出動したにもかかわらず、その1割以上が無駄足だったということになるわけで、実に隊員さんには気の毒というか効率の悪い話だなということです。

ときどき聞いたりもしますが、中にはほんのチョットした傷だけなのに通報したり、酷いものになるとタクシー代わりに救急車を呼んだり、ただ単に寂しいからと119番に電話する人もいるそうで。

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そういうのは法律で規制できないかと思ったりもしますが、例えば刑法の偽計業務妨害罪で処罰される可能性もあるらしいですね。

これは主に、店舗の営業を妨害するため昼夜を問わず何度も無言電話をかけるようなケースで適用される法律ですが。

虚偽やいたずらで119番通報した場合にも、警察や消防機関の適正な業務を妨害するものとして非常に悪質と判断されれば成立する可能性があって、有罪となれば3年以下の懲役又は50万円以下の罰金に処せられます。

あるいは、軽犯罪法で「虚構の犯罪又は災害の事実を公務員に申し出た者」や「他人の業務に対して悪戯などでこれを妨害した者」は、拘留又は科料に処すると定めていますので、これによって処罰される場合もありますし。

さらに消防法というのもあって、虚偽の通報に対しては30万円以下の罰金又は拘留の処罰対象になるとのこと。

ですからイタズラで119番通報するのはもちろんのこと、悪気が無くてもあまりにも悪質な業務の妨害になるような通報は処罰される可能性もあることはあるらしいですよ。

というわけで、救急隊員に迷惑をかけないようにというか、本当に救急性の高い現場に救急車が出動できるように、119番通報にはなるべく配慮する必要があると思うわけです。

一部地域には119番以外の相談先もある

かといって、また冒頭の話に戻るんですが、実際に体のどこかが酷く痛んだり耐えられないほど苦しかったりする場合は、119番に連絡するべきだとは思うんですが。

救急車を要請するかどうかの境界線というか、見極めが難しかったりするわけで。

調べてみると、そういうときに役に立つかもしれない連絡先として、最近では「#7119」ってのもあるらしいです。

これは一部の地域で対応している「救急相談センター」などに繋がる電話番号で、迷うような場合はまずはそこへ電話して相談することができるような部署が配置されてるんですね。

ただこれは「一部地域」ということで、今のところは札幌・東京・愛知・大阪・奈良くらいにしか設置されていないそうで。

それ以外の地域に住んでる人は、念のため最寄の自治体で対応している連絡先が無いか確認しておいたほうが良いでしょうし、やはり緊急時にはその都度119番に相談するしかないようです。

付け加えておくと、そういった救急相談センターの子供用というのもあるとのことで、こちらは連絡先が「#8000」になってます。

これは休日や夜間における子供の病気や怪我に対して担当の小児科医や看護師が相談を受け付ける番号で、受付時間に違いはありますが「#7119」とは違って全国に設置されてるモノです。

私は独り身なんですが、やはり子を持つ親としては子供に何か不調があったときは心配でたまらないでしょうから、お子さんをお持ちの方は厚生労働省のサイトで自分の該当する地域の対応時間を確認しておくのも良いかも知れませんよ。

小児救急電話相談事業(#8000)について |厚生労働省小児救急電話相談事業(#8000)について |厚生労働省

まとめ

では結論として救急車を呼ぶかどうか迷ったらどうするかというと、できるだけまずは「#7119」などの相談センターに電話してみるということなんでしょうが。

といっても実際には脳や心臓のトラブルは短時間で命に関わる事態になりますから、そんなときは迷ってる場合じゃなくて即座に救急通報する必要があるわけで。

結局のところ、よっぽど命には別状無いという確信が無い限りは、いざとなったら迷惑とか考えて迷ったりしないで119番へ電話するのが何よりではないかと思いました。

そして「#7119」と「#8000」は、念のため憶えておくというコトで良いでしょうね。

といったところで、今回はいじょ!